5.1.8 ガイド:少ない目標と LeSS のメトリクス
目標ではなく、目的に注目してください。目的を持たない目標は、コマンド・コントロールでもなく独裁です
LeSS の導入に関わるマネジメントの共通の質問は「何を測定すべきか?」という魅力的で説得力のある間違った質問
メトリクスが本質的に良し悪しを決めつけている
「適切なメトリクスを見つけ、適切な目標を設定すれば良い結果が生まれる」というのは真実ではない
メトリクス自体は重要ではない。 (1) メトリクスを取る目的 と (2) それを設定する人 のほうが、はるかに重要である
サンプルエピソード: テストカバレッジをメトリクスに設定している組織。このメトリクスはメンバーの評価にも紐づいている。チェック無しのテストコードを書くことで最大のテストカバレッジを達成し、テストが絶対に落ちない環境を実現していた。メトリクスを重視しすぎると、このような無意味なことが起こってしまう
チームがテストの自動化を改善し、テストのカバレッジを測定して、より多くのことを学びたいのであればそれは素晴らしいが、メトリクスが必要だったわけではない
メトリクスを使用する際には、チーム、PO 自身でメトリクスを設定してもらいましょう
メトリクスを扱うときに間違いやすいこと
目的を明確にしない目標設定
チームの目標として設定
コントロールするための測定
理由を知らずに何かを測定
測定するために他に利用価値のないものをつくる